【神・時間術】要点解説!著者:樺沢紫苑

書籍紹介

【脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術】

もっと時間が欲しい。時間を有効活用して、結果を出したい。

なぜか毎日が忙しい。たまにはのんびりする時間を持ちたい。

と、あなたもこんな風に思っていませんか?

1日24時間は、すべての人間に平等に与えられています。しかし、現実には、能力の差、収入の差、仕事の結果などで大きな差が生まれています。

その理由は、「時間の使い方」に差があります。時間の使い方で、人生がすべて決まるのです!

著者の精神科医でもある樺沢紫苑さん自身も、多忙に終われ、ストレスで病気になってしまいまうのですが、病気をきっかけに生き方を変え、時間の使い方を見直すことで、「神・時間術」という本が生まれました。

本書では、大まかに朝の時間・昼の時間・夜の時間と分けられており、3つのテーマで解説していきたいと思います。

【朝の時間】を最大に生かす脳のゴールデンタイム術

ずばり、起床後2~3時間が「脳のゴールデンタイム」です。この時間が、もっとも脳がすっきりした状態なので、集中することができます。

脳のゴールデンタイムでこなすべきことは、クオリティの高い文章を書いたり、理論的な仕事、語学学習、難しい書類を読んだり書いたりする、高度な注意力を必要とする書類作成など、「脳のスペック」や集中力を必要とする「集中仕事」が向いています。

朝、出社前にぎりぎりに起きて、支度して出勤する。そんな毎日を送っていませんでしょうか?

ぎりぎりではなくても、時間があったら、SNSやYouTubeを見ているだけ…ではないでしょうか?

時間が足りない!と感じている人ほど、朝早起きして、本当にしたいことをしましょう

超・朝活起床術

朝の時間が大事なことは分かった!けど、早起きできないんだよ~~という方もいらっしゃるかと思います。しかし、「朝に弱い人」は「脳のゴールデンタイム」をまったく活用できておらず、著者からすれば1日の半分を失っているのに匹敵すると述べています。

本書では、そんな朝が苦手な人でもすっきり起きれる朝活起床術を5つご紹介してくれています。

  • 朝シャワー
  • カーテンを開けて寝る
  • 目覚ましが鳴って起きれなくても5分は目を開ける
  • リズム運動(ウォーキング、ラジオ体操、散歩など)
  • よく噛んで朝食をとる

の5つです。できることから取り組んでみて、朝活していきましょう。

朝活を充実させるためには、セロトニンが重要になってきます。そのセロトニンを活発化させる方法が、「日光を浴びる」「リズム運動」「咀嚼(噛む)」ことが効果的です。

セロトニンのスイッチがONになることで、脳が覚醒モードに切り替わります。

絶対にやってはいけない朝の習慣

逆に、絶対にやってはいけない朝の習慣も紹介してくれております。

それは、「テレビを見ること」です。朝起きた時の脳内の状態は、「整理されてきれいな机の上」のような状態になります。しかし、テレビというのは情報の嵐。テレビを見るという行為は、そのまっさらな机に、沢山の資料をぶちまけるようなことになります。

脳のゴールデンタイムをより長く活かすためには、午前中は余計な情報は入れず、あえて「情報遮断」をすることが大切です。

【昼の時間】を最大に生かす午後のリセット術

午後の仕事の効率を上げるためには、「昼休み」がとても重要です。

昼休みは、集中力回復の絶好のチャンスです。午前中の仕事で、40%~50%にまで下がってきた集中力を、昼休みの間に90%くらいまで回復できる可能性があるのです。

しかし、間違った休憩をすると、60%~70%までしか回復できず、午後の集中時間を2~3割以上もロスすることになります。

そんな「昼休み」の使い方をご紹介していきます。

外食ランチリセット術

著者は、外食することをおススメしております。

その理由は、会社から5分ほどの外にある定食屋まで歩いていき、そこでご飯を食べるだけで、「日光を浴びる」「リズム運動になる」「咀嚼する」ということが満たされ、セロトニンが活発化し「癒し」「リラックス」「平常心」への効果があります。

セロトニンを復活させることで、爽やかな気分になって気分転換もでき、午後の仕事もはかどるようになります。

毎回、外食なんてしてられないよ!(私も、毎日お弁当です)という方は、外食でなくても、お弁当を持って近くの公園で食べるだけでも「日光」「運動」「咀嚼」が満たすことができます。

脳をリセットする仮眠の技術

仮眠には、最強の脳のリセット効果があります。最適な仮眠時間は20~30分です。

逆に30分を超えると効果が徐々に悪くなり、1時間を超える仮眠は、脳のパフォーマンス的にも健康的にも悪影響を及ぼします。また、仮眠は遅くとも午後3時までに終わらせましょう。それ以降の仮眠は、夜の睡眠に悪影響を及ぼしてしまいます。

また、そこまで時間がとれなかった場合は、「5分間の仮眠」でもスッキリします。どうしても、眠気に襲われて仕方がないという場面では、5分仮眠を取り入れていきましょう。

【夜の時間】を最大に生かす運動&睡眠リセット術

1日を2倍活用する方法、それは脳の究極のリセット法です。その方法とは、「運動をする」ということです。

運動後は第二の脳のゴールデンタイム

著者は、夕方の時間帯にジムに行き、エアロビクスなどの有酸素運動を1時間ほど行い、汗を流します。すると、頭がスッキリとし、朝起きた時とほぼ同じ状態になっていると述べております。

そして、運動が終わると、シャワーを浴び、カフェに行き、そこで改めて執筆作業をスタートさせます。すると、朝とまったく同じパフォーマンスを保ちながら文章が書けるのです。

これは、著者だけでなく、ノーベル文学賞候補として毎年名前が挙がる世界的な作家である村上春樹さんも、小説を書き続ける中で、毎日1時間ランニングを20年以上続けているそうです。ご本人曰く、運動をしないと調子が上がらないし、執筆をできないということを説明されていたようです。

運動はいつするのがベストか

会社勤めのサラリーマンが運動するとなると、「朝」か「終業後」になります。

朝の運動もおススメですが、難しい方は「終業後」しか残らないかと思います。そこで気を付けたいのが、夜の運動で注意すべきは眠りに入る3時間前までに終了しておくことです。それ以降に行ってしまうと、睡眠に悪影響を及ぼしてしまいます。

そこを抑えると、スムーズに睡眠に入ることができ、睡眠も深くなり、疲れも取れやすくなります。

運動するほど時間が生まれる

「運動すると脳が活性化するので、運動した方がいいですよ」とアドバイスしても、多くの人が「運動する時間がありません」と言います。

あなたは、「健康」と「仕事」どちらが大切ですか?きっと「健康」と答える人が多いでしょう。しかし、「健康」と答えているにも関わらず運動していない人が多いと筆者は述べます。

それが、健康を犠牲にして、仕事をしている状態です。仕事を自分でコントロールできていない状態でもあるので、将来、健康を害するでしょう。

まずは週一回を運動の日と決めましょう。運動は「やる」と決めて「やる」しかないのです。

そして、運動をすることによって、脳のパフォーマンスがアップするので、運動時間を差し引いても仕事効率は著しくアップするのです。

「時間がない」という人ほど運動するべきです。

「寝る2時間前」で人生が決まる。すべきこと、してはいけないこと

この章では、「寝る2時間前」が重要となってきます。

寝る2時間前にやってはいけないこと

  • 食事
  • 飲酒
  • 激しい運動
  • 熱いお風呂
  • 視覚系娯楽(ゲーム、映画など)
  • 光るものを見る(スマホ、パソコン、テレビなど)
  • 明るい場所で過ごす(蛍光灯はNG、会社やコンビニなど)

寝る2時間前にやったほうがいいこと

  • 非視覚系娯楽(音楽やアロマなど)でのんびりする
  • 家族とのコミュニケーションをとる
  • ペットとたわむれる
  • 体をリラックスさせる軽い運動
  • 熱すぎない入浴
  • 読書する

これらが紹介されております。

睡眠不足は集中力の最大の敵であり、「睡眠」は集中力を高めて働くために絶対に必要な条件となってきます。

良質な睡眠をとれることで、朝起きた瞬間にその日のコンディションも決まります。

ぜひ、上記で紹介したことを取り入れて、良質な睡眠をとっていきましょう。

【まとめ】

まとめ

起床後2~3時間が脳のゴールデンタイム

お昼休憩の過ごし方は、外でご飯を食べる・仮眠をして作業率アップ

運動後は第二の脳のゴールデンタイム。運動を習慣にしよう。

寝る2時間前の過ごし方が、睡眠の質を上げ、翌朝のパフォーマンスにも影響する

【神・時間術】いかがだったでしょうか?

今回ご紹介したのは、ほんの一部になります。

ほかにも様々な時間を無駄にしない、時間術が書かれています!

樺沢紫苑さん自身が経験してきた時間術が、この本にギュッと詰め込まれており、なんと約2年かけて執筆されたそうです。

私自身もとても勉強になりました!!ぜひ気になった方は読んでみてください。

それではっ

nomu

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